先日、1歳の息子を何気なーく抱っこしようと思ったら…
ぐきっ‼‼‼‼‼

痛っ・・・
えっ・・・これってヘルニア・・・?ぎっくり腰・・・?動かないほうがいいの・・・?
でも周りにチビの息子しかいないし動くしかないけど動けない痛いいいい・・・・・
と、一人静かに悶絶している中、息子は楽しそうに遊んでいました。
今回はそんなぎっくり腰のお話です。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は急に腰に負荷がかかることで起こり、「急性腰痛」とも呼ばれています。実際にこの痛みは急激に起こり、海外では「witch’s shot(魔女の一撃)」とも呼ばれているようです。日本でも「ぎっくり腰」は「びっくり腰」がなまったものと言われています。たしかに、魔女に変な魔法をかけられて、一瞬にして痛みが走ったように感じました。びっくりびっくり。
そんなぎっくり腰ですが、実際どこが痛むのかというと、背中の筋肉や筋膜といった部分が損傷することで痛みを感じるんです。なので骨とか神経とかは関係ないんですね。ただ、ほかにも腰の痛みが現れる疾患として、腰椎椎間板ヘルニアや骨折なども考えられるため、痛みが現れたら病院できちんと診断してもらいましょう。
ぎっくり腰の症状は?
ぎっくり腰の症状としては、「ビリッと走る痛み」や「じんじんする痛み」などと表現されることも多く、私はぎっくり腰になった瞬間は一瞬動けなくなるくらいの激痛が走りました。突然の痛みに驚きましたが、ものにつかまったり腰をかばいながらであればかろうじて動けました。
手助けがあれば子供を預けてみていてほしかったくらいでしたが、残念なことに家族や親せきは県外で遠く、平日の昼下がりで夫も仕事中であったため、いつもは抱っこで移動する子供をその時だけはベビーカーに乗せて、歩いて整形外科に診察してもらいに行きました。
ぎっくり腰の治し方
ぎっくり腰が疑われたらまず病院を受診し、医師の指示に従いましょう。
ぎっくり腰を起こすと、損傷した筋膜や筋肉から炎症物質が出てきます。そのためこの炎症物質を抑えるために冷やすことが効果的です。温めると逆効果になることもあるため、ぎっくり腰になったその日は入浴は控えた方がいいようです。

安静
当日は無理に動かず、なるべく安静に過ごしましょう。・・・と言っても、子どもが小さいうちはゆっくりなんて過ごせないですよね。ただ、立った状態での抱っこは控えた方がいいですよ。私も1歳の息子に「ごめん、ママぎっくり腰だから腰が痛くてね、今日は抱っこできないの」と言っても、「???」ときょとんとした顔をして「だっこ!だっこ!」だったので、大変でした。どうしても抱っこをするなら、ソファなどに深く腰掛け、腰に負担のかからないようにしましょう。
パパに協力してもらう
パパに協力を得られるなら、全力で甘えましょう。我が家も、普段帰りが22:00だったり23:00だったりするパパですが、ぎっくり腰になってしまった旨のSOSを出したらなんとか21:00には帰ってきてくれました。子どもたちはもうみんな寝静まった後でしたけどね、心強かったです。ぎっくり腰当日は家事なんかも後回しにしちゃっていいんです。
サポーターを使う
腰痛にはサポーターも効果的です。
サポーターの働きとしては
- 可動域を制限する
- 痛みを緩和する
などといった役割があり、少し動くだけでも激痛が走るぎっくり腰の痛みの誘発を避けるためには、サポーターも有効ですよ。抱っこ抱っこの息子なので、私はサポーターにすごく助けられました・・・✨
痛みが引いてきたら通常通りの生活を
痛みが引いてきてからは、安静にするより通常通りの生活を送る方が早く治るという研究結果もあるようです。なので当日は安静にし、痛みが治まってきたらなるべく元のような日常生活を送るように心がけましょう。サポーターやコルセットも同様です。サポーターは直接疼痛を治療するものではなく、疼痛緩和に有効なものなので、長期使用することで筋力低下などを引き起こす可能性があります。ただ、やはりだっこはしばらくの間は無理のない範囲にしておきましょう。母と幼い子どもにとっては試練ですが、悪化してしまっては元も子もなくなってしまいますからね。自分の体をいたわることも大切です。
また仰向けの状態から起き上がるときは、そのまま起き上がるのではなく、一度横を向き、腕の力を使って起き上がる方が腰に負担がかかりにくいですよ。
いつまで痛いの・・・痛みの期間は?
ぎっくり腰の痛みは当日よりも2~3日たってからピークに達することが多いようです。実際に私もぎっくり腰を起こした翌日が一番つらかったです・・・。
でもそれも徐々に引いていき、1週間ほどでほとんど痛みもなくなりました。ただ若干の違和感は残り、ほぼ元通りになったのは1か月くらいしたころでした。
長いと1~3か月ほど痛みが持続する方も中にはいるようですが、 ほとんどの場合は1か月未満で回復することが多いようです。
ぎっくり腰の再発を予防するために
「ぎっくり腰は繰り返す」とよく言いますよね。そのため一度ぎっくり腰になってしまったら再発を予防するように心がけましょう!
ぎっくり腰が起こる原因ははっきりとはわかっていませんが、背中の筋肉が凝り固まっていたり、普段から姿勢が悪いなどといったこともあげられます。また急な動きにより、筋肉が負荷に耐え切れずぎっくり腰が起こることもあります。
そのため予防としては
- 急な動きをしないように心がける(急な抱っこ、急に振り向く、など)
- 抱っこするときは腰を折るのではなく、膝を曲げて同じ目線になってから抱っこ
- 腰痛体操やストレッチなどをする
- 正しい姿勢を意識する
などがあげられます。私も普段から猫背が気になっているので、気を付けたいところです。
また腰痛に効くストレッチに「チャイルドポーズ」というヨガのポーズがあります。これは私も実践しているのですが、腰が凝っていると痛気持ち良いので、おすすめです。


チャイルドポーズの手順
- まず足の親指を重ねないようにして正座をします。
- そこから両腕を前に出しながら上体を前に倒します。
- この時に肩をはじめとした上半身の力を抜き、腰を丸めます。
- 数回深呼吸をしてリラックスします。
日ごろからストレッチをしていると、腰の柔軟性もよくなるため、再発予防になりますよ。
ぎっくり腰 まとめ
何気ない行動で突然起こるぎっくり腰ですが、まずは自分の体をいたわることや、周りの人や家族に協力を得ることが大切です。私もぎっくり腰当日は、お料理もレンジでチン♪でできるものにしたり、本当は子どもたちと入浴もしたかったけどみんなシャワーで我慢してもらったり、抱っこも控えて楽な体勢でぎゅー!したり、家族にもいろいろ協力してもらったな、と思います。家族に感謝。ぎっくり腰は無理をすると悪化したりすることもあります。この痛みはずっと続くものではないので、痛みのあるうちは少しゆっくりして、無理のない範囲で生活できるよう心がけましょう!
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